迷い
by achi on Mar.22, 2009, under コーチング
P.D.C.A.だの暗黙知だのと指導育成・コーチングを学ぶにつれて悩みが大きくなって来る。
上層からは「作業項目をマニュアル化して、誰でも引継ぎ出来るようにせよ」と指示が出た。
SEとしても無論の事、ネットワークやサーバーの運用監視作業に携わる人間として、これまで小規模で不安定な環境から、ある程度の規模で安定性を維持出来るまでに育てあげて来た経験から言える事は一つ。
「学習も経験も重要ではあるが、統合管理システムが存在しない中で、手作りや手作業で培って来たものはこの種の職人技である。」と言う事。
これをマニュアルと呼ぶ手順書にまとめる事など本当は不可能では無いのだろうか。
だから世に言うナレッジマネジメントやグループウェアなどがその本来の機能を発揮できないのでは無いだろうか。
極論を言うと、技術系の労働者だけでは無く、営業に携わる人達だって、それはその域の達人では無いか。彼らも無意識に職人として独自に築き上げてあげて来た物も少く無い為に、後継の育成には苦労しているのでは無いか。
ではどうすればよいのか。
職人の技を学び取る為には”弟子入り”が近道であろうと考える。
人事異動計画も師匠の技が本当に必要かどうかをきちんと判断した上で、必要であれば弟子の成長目標を設定した上で、期限つきの人事異動を実施するべきである。
具体的な「職人の技を企業の資産にする仕組」が無い為に、悪循環がはびこると感じてならない。
簡単に「お前の仕事を整理して部下に教えろ」と言う企業は淘汰されて行くのでは無いだろうか。
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