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否定先行と肯定先行
by achi on Feb.23, 2011, under コーチング
否定先行と肯定先行
日頃の会話の中で常に否定から話が始まる人と何でも試してみたい様子をあからさまに見せる肯定的な人と対象的な行動をみせる。
これらが啓発モデルにどのように影響しているのか興味を持った。
P.D.C.A.の管理サークルを自己啓発に利用した場合に、本来は要素を捉える手法として否定法の方が網羅しやすいように見える。
ところが否定先行だと事象を捉えた際に否定的な思考を繰り返すのみで前進しない事が多い。
方や肯定先行だと捉える要素に不足を感じるものの、圧倒的にP.D.C.A.の回転が速い。
P.D.C.A.は何度も繰り返し行われる事で精度を向上させる事が本来の目的。「何故の繰り返し」要素がその中にあるのだが、実はこのサークル自体が「なぜ」から組み上げられていると思えば肯定先行の方が問題解決能力が高くなる。
これは単に”ポジティブである”と片づけるものでは無い。
単純に前向きに見えて一つ「これだ」と見えると突き進むのではなく、時折小休止を挟んでじっくりそのポジションを捉えてみる事が大切なのである。
自己啓発は大きな課題ではあるが、根本的な問題は当人のモチベーションにある。
個人のやる気は他人には制御できない。これを上手に利用するチームワークが発揮できるプロジェクトこそが成功のカギを握る。
独りよがりでは無く協調的で、肯定的で否定的では無く、常にチームのポジションを意識できる。
これがプロジェクトの要であると確信する。
キーワードはP.D.C.A. 自己啓発 自己研鑚 ジレンマ モチベーション